ケニアで田舎生活始めました。

青年海外協力隊として、ケニアで田舎暮らしをしています。全寮制の学校で生徒と生活中。ポレポレ生活情報をデリバリー(お届け)します。

ケニアの早期教育 その2

熱心な講師と熱心でカリブ精神に溢れる生徒との二週間はあっという間。

 

ついに最終日に。薄々感じていたことだけど、終わりが近づくにつれ、講師が来なくて授業が自習や生徒主体で進められることが多くなってきた。お金払ってる講習なのに、それでいいの?!

 

生徒主体の授業「ディスカッション」では、教室の環境設定について、アクティブラーニングの具体例、時間割りの設定方法についてなどリーダーとなる生徒からの発問に他の生徒が答えていく。

皆さんの様子を見ていると、本当に知識がある!英語が分かるから、文献も多く読めるものね…知識があってもおかしくない。と何となく納得。

 

じゃあ、なぜやらない?! と新たな疑問。

知っているのに教室の環境設定、生徒との接し方、アクティブラーニング…その知識がなぜ活かされていないのか?!

 

物理的に無理なのか、時間的に無理なのか…今後の自分の活動のヒントになりそうだ!


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生徒で宿泊参加の人たちは、夜遅くまで復習やディスカッションをしている。この写真は物の名前とイラストのマッチングの方法。生徒が交代交代でアイディアを出しあっていく。そして、私に気を使ってスワヒリ語で説明してくれる。ありがたや。

 


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おもしろいなって思ったのが、5の数え方!正の字じゃないのか!そっか!

 

この研修年に三回あるのだけどそれぞれ、二週間で6000シル(日本円で6000円くらい)、宿泊の人は三食込みで11000シルを生徒たちは払っている。3日目にディレクターが朝礼で

「まだ、研修費を払い終えていない人は今すぐ帰って払いに来てください。これは、慈善事業ではありません。」英語がいまいちな私でも、なんと言っているか分かってしまったこれは慈善事業ではありません!ぴしゃっとした言葉。恐ろしくて震えました。

この言葉のあと、三分の一の生徒たちはぞろぞろと帰っていきました。お金を工面して帰って来たのは三日後の生徒もいて、なんかお互いにもったいないよなーって。

 

生徒たちの大半は女性で私と年齢が変わらない20後半くらいで、そして子どもがいて、、、という人たちで、子どもが病気で授業を休んだり、子どもをつれてきて授業を受けたり…とケニアの女性のリアルがよくわかった。

子どもたちはとてもかわいいのだけど、シャイな子がいて握手もしてくれなくて、anakukataa!と生徒たちにからかわれてた(涙)

Kataaはスワヒリ語で拒否する。

✳あの子、あなたのこと拒否してるわよ!

トホホ…

 

最終日は、さすがアフリカ!閉講のセレモニーも歌いっぱなし!回りの人と手を繋いで踊るときも、わざわざ私のところまできて手を繋いでくれて嬉しかった!


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みんな!また12月に会おうね!それまでなスワヒリ語も英語もできるようになるからね!✨